Video Sparks/Reflexive(2014-2015): 2014年12月アーカイブ

小林はくどう:ヴィデオ・パフォーマンス”AQUA WORKS”

hakudoaquawork2015.JPG[VideoSparksシリーズ]
小林はくどう:ヴィデオ・パフォーマンス”AQUA WORKS 2015”
(ライブサウンド:つむぎね )


1970年代からヴィデオアート作品を制作し国際的に活躍するアーティスト、小林はくどうの70年代から現在まで制作してきたヴィデオアート作品を一挙に上映する。 また今回が初演となるヴィデオ・パフォーマンス“Aqua Works 2015”と音楽パフォーマンス・グループ「つむぎね」の即興のコラボレーションとトークを行う。2015年の幕開けは小林はくどうヴィデオ書初めで!!

【アーティストより】 ぼくは不可思議(ワンダー)が好きで、原点は幼少の頃にあるようだ。以前《はくどうマシーン》を作っていたのは、青虫からサナギ、孵化してきれいな蝶になる昆虫の[完全変態](メタモルフォーゼ)への好奇心だった。ヴィデオ表現もどうやらその延長上にある。”Aqua Works”での押し寄せる波は海原の別世界(アナザーワールド)からのメッセージであり、ワンダーな宇宙の一つの図ではないかと続けている。ヴィデオ・モニター上に線を描いたり,消したりする行為は未来と過去が交差するのが面白いからだ。(小林はくどう)

日時: 2015年1月24日(土)start:19:00 - 21:00 (open:18:30-)
場所 : 喫茶茶会記( 四谷三丁目)
  http://sakaiki.modalbeats.com/
アクセス:click
入場料: 1500円(ワンドリンク付)
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上映作品:
【上映作品】(約 60分)
くにゃくにゃ Kunya Kunya (1973)
プレイ・ザ・ヴィデオPlay the Video (1974)
ラプス・コミュニケーションLapse Communication(1975)
理想宮 Le Palais Ideal (1999)
アン・ノウン・ランド Un known Land (2011)
およぐ Swim (2012) アクア・ワークス Aqua Works (2010/ 2013)
パノラマ Panorama (2010-2015) 

【ライブ・パフォーマンス】(約30分)
アクア・ワークス/ヴィデオ・パフォーマンス 小林はくどう+ライブサウンド:つむぎね


bio-hakudokobayashi.jpg 小林はくどう Hakudo KOBAYAYSHI
1944年仙台生まれ。68年多摩美術大学卒業後、《はくどうマシーン》シリーズを日本現代美術展や大阪万国博覧会などに発表。1971年にテレックスを使ったコミュニケーション・ゲームを中谷芙二子らと組織したことをきっかけにヴィデオ・メディアに着目し、以後ヴィデオを中心に制作を行う。シングルチャンネルヴィデオや、東京都国立市でビデオ・コミュニティ制度を発足させるなど、CATVから市民ビデオに至るまで幅広い地域社会と映像教育や啓を行う。現在もNPO 法人:市民がつくる TVF 代表理事を務め、成安造形大学名誉教授として教鞭をとり、アートフェスティバルへの出品など勢力的に制作を続けている。
■主なコレクション
ニューヨーク近代美術館/宮城県美術館/ 広島現代美術館/ 愛知県立芸術センター/ ポールゲッティ芸術センター
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bio-tsumugine.jpg つむぎね Tsumugine
2008年より作曲家・宮内康乃を中心に結成した音楽パフォーマンスグループ。楽譜を用いず、声や鍵盤ハーモニカを使い、個々がそれぞれ音の粒子となり、その粒子が複数重なりあって、変化、融合することで空間上の響きを紡ぎ出していく、独自のパフォーマンスを展開する。2008年トーキョーワンダーサイト主催「Experimental sound&art festival 2008」にて最優秀賞受賞。単独公演の他、ライブハウス、ギャラリー、古民家、トンネルなどさまざまな企画や場所にての発表、ダンス、美術、映像など他ジャンルとのコラボレーションや、近年は「つむぎねメソッド」によるワークショップにも力を入れている。webサイト= www.tsumugine.com/

主催:ビデオアートセンター東京
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

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