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小林はくどう:ヴィデオ・パフォーマンス”AQUA WORKS”

hakudoaquawork2015.JPG[VideoSparksシリーズ]
小林はくどう:ヴィデオ・パフォーマンス”AQUA WORKS 2015”
(ライブサウンド:つむぎね )


1970年代からヴィデオアート作品を制作し国際的に活躍するアーティスト、小林はくどうの70年代から現在まで制作してきたヴィデオアート作品を一挙に上映する。 また今回が初演となるヴィデオ・パフォーマンス“Aqua Works 2015”と音楽パフォーマンス・グループ「つむぎね」の即興のコラボレーションとトークを行う。2015年の幕開けは小林はくどうヴィデオ書初めで!!

【アーティストより】 ぼくは不可思議(ワンダー)が好きで、原点は幼少の頃にあるようだ。以前《はくどうマシーン》を作っていたのは、青虫からサナギ、孵化してきれいな蝶になる昆虫の[完全変態](メタモルフォーゼ)への好奇心だった。ヴィデオ表現もどうやらその延長上にある。”Aqua Works”での押し寄せる波は海原の別世界(アナザーワールド)からのメッセージであり、ワンダーな宇宙の一つの図ではないかと続けている。ヴィデオ・モニター上に線を描いたり,消したりする行為は未来と過去が交差するのが面白いからだ。(小林はくどう)

日時: 2015年1月24日(土)start:19:00 - 21:00 (open:18:30-)
場所 : 喫茶茶会記( 四谷三丁目)
  http://sakaiki.modalbeats.com/
アクセス:click
入場料: 1500円(ワンドリンク付)
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上映作品:
【上映作品】(約 60分)
くにゃくにゃ Kunya Kunya (1973)
プレイ・ザ・ヴィデオPlay the Video (1974)
ラプス・コミュニケーションLapse Communication(1975)
理想宮 Le Palais Ideal (1999)
アン・ノウン・ランド Un known Land (2011)
およぐ Swim (2012) アクア・ワークス Aqua Works (2010/ 2013)
パノラマ Panorama (2010-2015) 

【ライブ・パフォーマンス】(約30分)
アクア・ワークス/ヴィデオ・パフォーマンス 小林はくどう+ライブサウンド:つむぎね


bio-hakudokobayashi.jpg 小林はくどう Hakudo KOBAYAYSHI
1944年仙台生まれ。68年多摩美術大学卒業後、《はくどうマシーン》シリーズを日本現代美術展や大阪万国博覧会などに発表。1971年にテレックスを使ったコミュニケーション・ゲームを中谷芙二子らと組織したことをきっかけにヴィデオ・メディアに着目し、以後ヴィデオを中心に制作を行う。シングルチャンネルヴィデオや、東京都国立市でビデオ・コミュニティ制度を発足させるなど、CATVから市民ビデオに至るまで幅広い地域社会と映像教育や啓を行う。現在もNPO 法人:市民がつくる TVF 代表理事を務め、成安造形大学名誉教授として教鞭をとり、アートフェスティバルへの出品など勢力的に制作を続けている。
■主なコレクション
ニューヨーク近代美術館/宮城県美術館/ 広島現代美術館/ 愛知県立芸術センター/ ポールゲッティ芸術センター
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bio-tsumugine.jpg つむぎね Tsumugine
2008年より作曲家・宮内康乃を中心に結成した音楽パフォーマンスグループ。楽譜を用いず、声や鍵盤ハーモニカを使い、個々がそれぞれ音の粒子となり、その粒子が複数重なりあって、変化、融合することで空間上の響きを紡ぎ出していく、独自のパフォーマンスを展開する。2008年トーキョーワンダーサイト主催「Experimental sound&art festival 2008」にて最優秀賞受賞。単独公演の他、ライブハウス、ギャラリー、古民家、トンネルなどさまざまな企画や場所にての発表、ダンス、美術、映像など他ジャンルとのコラボレーションや、近年は「つむぎねメソッド」によるワークショップにも力を入れている。webサイト= www.tsumugine.com/

主催:ビデオアートセンター東京
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

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【上映プログラム】
hakudo001_kunyakunya.jpg くにゃくにゃ Kunya Kunya 1973

球の玩具をモチーフに、画像の縦横・奥行き・色彩をライ ブで操作する事が可能な米製アナログコ・ンピュ-ター ” スキャニメートScanimate” を使用し制作された作品。 他に同手法で地球の衛星写真を使用した姉妹作” EARTH” (1974) がある。
hakudo002_Play theVideo1974.jpg プレイ・ザ・ヴィデオPlay the Video 1974

アドリブでのテレビ電話ごっこを行う。規格統一されてい なかった70 年代のオープンリール型ヴィデオ装置では編 集作業がまだできなかった。そこでヴィデオを道具にして 双方向のコミュニケーションの可能性を考え、タイトルの ように遊び感覚で制作された作品。出演のサルバドール・ タリは劇団「天井桟敷」の俳優。
hakudo003_Lapse communication 1974.jpg ラプス・コミュニケーションLapse Communication1975
“Lapse” とは「些細な過ち/ 記憶違い」の意。1 番目の人 が行った動作の映像を2番目の人に1 度だけ見せ、記憶の 中で同じ動作をさせ,2番目の人の映像を3番目に見せ、 少しずつズレていく身体表現の伝達ゲームが展開される。 オリジナルは’ 72 年の作、今回は’ 75 年の多摩芸術学園の 学生たちによるもの。

hakudo004_Le PalaisIdeal1999.jpg 理想宮 Le Palais Ideal 1999

仏ドローム県オートリーブ村にある『理想宮』は19 世紀末・ 郵便配達夫だったシュヴァルが一人で30 年もの時間をか けて作り上げた。シュヴァルは生涯この地を出た事がな かったという。その不可思議( ワンダー) な建造物を作者 は2度にわたり訪れ、シュヴァルが閉鎖環境下で想像力を 解放したことに惹かれ、ヴィデオによるイメージ連鎖の旅 をする。
hakudo005_Un knownLand2011.jpg アン・ノウン・ランド Un known Land 2011

南インドにある直径10m もある『バターボール』。1枚の 巨石の上に鎮座していて,今にも転がり落ちそうだが,密 着している。その巨石を観に大勢の人々が訪れる。作者は 固定カメラを半日廻し続け、後に早回し映像に加工する。 悠久の時空を超え、空間に存在する意味を問う。
hakudo006_swim.jpg およぐ Swim 2012

冬の陽だまりを受け、水面の揺らぎが壁面に投影される風 景。その現象を映した動画を静止画に分解し、時間をかけ 1枚ずつ絵画として着彩し、再び動画として繋ぎ「泳ぐイ メージ」にメタモルフォーゼさせる。また音声に日本庭園 の音響装置として古来から親しまれる水禽窟の音を配して いる。

hakudo007_Aqua  works2008.jpg アクア・ワークス Aqua Works   2010/ 2013

波の映像をブラウン管に映し出し,波際が手前まで来た所 にサインペンで素早く線を引いてゆく作品。次第に波の線 は複雑に重なるが一つとして同じ線にはならない。2013 年版では書き足す作業と書き消す作業も行う。またプロセスを見せるヴィデオ作品の他、同手法による絵画作品にも 展開している。
Minatomirai2010.jpg パノラマ2010-2015

私にとって観るとは何なのだろうか。360°パンした風景(横浜港未来など)の画像を静止画分解し,1枚ずつ絵画として書き加え、着彩したものを再びつないでみる。2010 年登米トリエンナーレで発表したインスタレーション「MINATOMIRAI」をきっかけに表現し続けている幾何学構成アートの映像。
【ライブ・パフォーマンス】(約30分)
hakudo008_Aquaworks2015performance.jpg アクア・ワークス/ヴィデオ・パフォーマンス 小林はくどう
ライブサウンド:つむぎね Aqua Works 2015/Video Performance

「アクアワークス」のライブバージョン。初演

小林はくどう 宮内康乃 対談:アクアワークス2015