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ビデオアートの黎明期を探る
ドキュメンタリー試写会とトーク

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「メディアアートの源流 ビデオアートの黎明期を探る」と題して、VCT企画・制作のドキュメンタリー「キカイデミルコト -日本のビデオアートの先駆者たち-」の上映と、制作スタッフによるトークイベントを開催致します。

講演名:「メディアアートの源流 ビデオアートの黎明期を探る」

日時:2011年12月15日(木) 19:00-20:45 (開場 18:30)
場所:早稲田大学 早稲田キャンパス 大隈小講堂

主催:早稲田大学川口芸術学校
共催:NPO法人VCT/ビデオアートセンター東京
助成:日本万博博覧会記念機構
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貴重な映像資料の数々と当事者たちの証言がつむぎだす、キカイと人と表現をめぐる物語。
 いまこのドキュメンタリーを創らずに、いつ創るというのか?? リアルタイムではない私たちの世代に課せられた宿題といってもいい「日本ビデオアート史の映像(ビデオ)による記述作業」が、ようやくひと つの形を得た。
---- 松永 真太郎 (横浜美術館学芸員)

[作品解説]
 1965年にポータブルのビデオカメラが市販化され、誰しも映像を撮影し、その場で再生できる時代に突入した。その新技術に着目したアーティストたちは、映像の領域を超え、インスタレーション、パフォーマンス、アクティヴィズム、他のメディアとの混淆といったその後の文化に大きく影響する、映画やテレビとは違った様々なアート表現を展開してゆく。

 アートの世界的ネットワークのうねりから生まれた新興表現=ビデオアートの黎明期と、今なおアクティヴに活動する彼らのエネルギーを、メディアへの模索から、フィルム映画・テレビ・インターネット、海外状況との比較など、また思想としてのビデオアートに至るまで、関係者と作品を交えての証言を集めたのが本作だ。

 「ビデオ(Video)」の語源となるラテン語の意味「私は見る」をキーワードに、個人映像の目覚めから、70年大阪万博前夜、グループ:びでおひろば、ヴィデオの構造・特性を模索するアーティストたち日本的・アジア的コンセプトとアプローチや、次世代への系譜としての作品のアーカイヴの問題など、先駆者たちの声で綴る75分。

 世界を発見する時代から、世界に監視されているかに変貌を遂げてしまった現代において、「キカイ=機械・機会」で「ミルコト=見ること・視ること・観ること」を改めて問い直し、日本の映像文化の将来を占なう!!

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対象アーティスト:安藤紘平、飯村隆彦、出光真子かわなかのぶひろ、久保田成子、マイケル・ゴールドバーグ小林はくどう中嶋興中谷芙二子、萩原朔美松本俊夫山口勝弘山本圭吾和田守弘

関係者インタビュー:阿部修也(Nam June Paikのエンジニア)バーバラ・ロンドン(MOMA学芸員)奈良義巳(前フィルムアート社編集長・元草月アートセンタースタッフ)、西村智弘(映像研究者)足立アン(VitalSignalsキュレーター)、レベッカ・クレマン(E.A.I.収蔵担当)島野義孝・佐藤博昭・佐々木成明・沖啓介・越後谷卓司、濱崎好治(川崎市民ミュージアム)、森岡倫祥、ペーター・ヴァイベル(アーティスト、ZKM/ドイツ国立メディアアートセンター館長)

登場ビデオアート作品:

Eat(1972)山口勝弘・小林はくどう、「プレイバック」(1972)かわなかのぶひろ、「水俣病を告発する会 テント村ビデオ日記」(1972)中谷芙二子、小林はくどう、「火と煙のイベントシリーズ」(1968-72)山本圭吾、「マグネチック・スクランブル」(1968)松本俊夫、「食卓電車」(1975)中嶋興+ビデオアース東京、「日曜日にぼくが見たもの」(1973)萩原朔美、「Oh! My Mother(1969)安藤紘平、「まばたき」(1970),「男と女」(1971)飯村隆彦、「ラス・メニーナス」連作(1974-)山口勝弘、「Hand No.2(1976)山本圭吾、「メタ・マルセル:窓」(1976-77)久保田成子、「デュシャンピアナ:階段を降りる裸婦」(1976)久保田成 子、「My Life(1976)中嶋興、「おんなのさくひん」(1973)出光真子、「キック・ザ・ワールド」(1974)かわなかのぶひろ、「ラプス・コミュニ ケーション」(1972)小林はくどう、「リプリント」(1974/再現)萩原朔美、「カメラ、モニター、フレーム」(1976)飯村隆彦、「オブザーバー/オブザーブド/オブザーバー」 (1976)飯村隆彦、「認知構造'75(1975)和田守弘、「主婦の一日」出光真子、「呼吸 Breath No.3(1977)山本圭吾、「間:竜安寺石庭の時/空間」(1989)飯村隆彦、「ランギトート」(1988)中嶋興、「TVドラマ」(1987)島野義孝、「Taller Pole(1985)佐々木成明、「シフト<断層>(1982)松本俊夫、「川崎」(1988)山口勝弘、「ホワイト・カリグラフィー  パフォーマンス」(2010)飯村隆彦、「霧の彫刻」(2009)中谷芙二子、「REAL?Motherhood(2000)出光真子、「ナムジュン・ パイク2(2007)久保田成子、「タオ・インスタレーション」(2011)中嶋興、「モバイル・プラネタリウム」(2007)山口勝弘(登場順)


スタッフ

監督:瀧健太郎 撮影:大江直哉 企画・制作:VCT/ビデオアートセンター東京

テーマ曲:渡辺 裕紀子+森本 洋太  挿入曲:秋元美由紀、坂本龍一、寒 川 晶 子、クリフトフ・シャルル、フィリップ・シュルツェ
ナレーション:フランシス真悟